蔓延する東京

蔓延する東京

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出版社
共和国
著者名
武田麟太郎
価格
3,850円(本体3,500円+税)
発行年月
2021年1月
判型
A5変
ISBN
9784907986773

高見順

「私に文学的開眼を与えてくれた人」



織田作之助

「血縁を感じている」「文壇でもっとも私に近しい人」



三島由紀夫

「武田麟太郎の作品を今読んで感心するのは、その文章の立派なことだ。目の詰んだ、しかも四方八方に目配りのきいた、ギュッと締って苦味のある、実に簡潔でしかも放胆ないい文章」



* 

関東大震災からの復興をとげた、1930年代の東京。都心から周縁部へと蔓延してゆく不良住宅、工場街、そして貧困。戦争に突入する《非常時》にあって帝都の底辺をアクチュアルに描き出し、ファシズムと対峙した小説家、武田麟太郎の都市文学を集成する。

これはメガイベントで再開発が進む、日本の首都の未来図なのか?



◎発表時に削除され、これまで幻とされていた『文藝春秋』版「暴力」を初収録。

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