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植草甚一、都筑道夫、清水俊二……。一九五〇年代から六〇年代にかけて、小説の翻訳を生業とする個性豊かな面々が現れた。直木賞受賞作「遠いアメリカ」と同時期を舞台に、出版界の片隅に生きる人々の姿を、憧れに満ちた青年のまなざしから描いた自伝的短篇集。巻末にエッセイ「二十代の終わりごろ」他一篇を付す。 〈解説〉青山 南
【目次】
翻訳の名人/若葉町の夕/線路ぎわの住人/四月の雨/初夏のババロワ/黒眼鏡の先生/喫茶店の老人/新しい友人/夜明けの道/引越し/夏の一日
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〔増補〕昔のアパート/二十代の終わりごろ
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