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美しくも残酷な世界に渦巻く欲望
〝トラブルメーカー〟で孤高の骨董商が巡り合った4つの事件
古美術に関わる人間の凄絶な生き様
偶然立ち寄った画廊で、見事な緋色のタペストリー
に惚れ込んだ骨董商の陶子。現金で百二十万円を支
払い、全作品を引き取る約束をしたものの、いつま
で経っても作品が届かない。アパートを訪ねると作
家は死亡、作品は消えていた(表題作)。陶子の師
匠にあたる男が自殺。その死を不審に思い、彼の足
取りを追う(「陶鬼」)。古美術に関わる人間の底
知れぬ執念と業の深さを描いた全四篇。
(解説 大倉崇裕)
〈目次〉
陶鬼
「永久(とわ)笑み」の少女
緋友禅
奇縁円空
解説 大倉崇裕
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