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ありのままでいることが、幸せとは限らないと思っていた
シェアハウスさざんか――そこは同性カップルであることを隠すための男女四人の隠れ家
さまざまな理由から同性カップルであることを世間から隠すため、二組の同性カップルの男女四人は、
「異性カップル二組を演じている同性カップル二組のシェアハウス暮らし」をすることになった。
「さざんか」のルールは、シェアハウスに客を入れないこと。
四人でのシェアハウス生活は気楽で、落ち着いた日々だったが、そうした暮らしにも歪みが生じ、やがて自分たちのこころに向き合っていく――
◆ 著者について
葵 日向子(あおい・ひなこ)
東京都生まれ。フェリス女学院大学文学部卒。2015年から脚本家として活動を始める。
2019年「鬼がいる」で第53回放送脚本新人賞佳作受賞。
舞台、テレビなどで脚本を書く傍ら小説を執筆し、2020年「ちぐさ弁当帖」で第10回ポプラ社小説新人賞奨励賞を受賞。
木爾チレン氏、狐塚冬里氏との共著で『説明がつかない現象と私が生徒会に入った説明 青春と恋、そしてミステリー』がある。
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