復興のための記憶論

復興のための記憶論

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
大阪大学出版会
著者名
宮前良平
価格
4,290円(本体3,900円+税)
発行年月
2020年12月
判型
四六判
ISBN
9784872597066

記憶とは何か、想起するとはどういうことか。津波で流された写真を返却する活動からみえた、復興への道筋――。

東日本大震災の被災写真返却のためのお茶会を続けてきた著者が、思い出、記憶、想起と復興の関係について問いなおし、想起の場と寄り添い方について考える。写真を失うことは、何を忘れたのかさえも想起されなくなる「第二の喪失」につながり、写真を介することで「語りえないこと」のコミュニケーションが可能になる。「将来への教訓」としての記憶でなく、一人一人の何気ない記憶を想起することが復興に繋がるという確信のもと、想起を目指すのではなく、ともに「すごす」活動を重ねていくことの意義を再確認する。

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top