上流から下流までの地域住民の暮らしから流域全体の栄養循環に至るまで、ミクロからマクロにひろがる流域の連関を丹念に追い、流域ガバナンスのあり方を明らかにする。琵琶湖・野洲川と、急速な開発途上にあり環境問題が深刻化しつつあるフィリピン・ラグナ湖のシラン・サンタローサ流域との比較から、世界の流域でも展開できる人と生態系の相互作用解明のためのアプローチを明かす。
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