水の迷宮

水の迷宮

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出版社
国書刊行会
著者名
種村季弘
価格
4,950円(本体4,500円+税)
発行年月
2020年12月
判型
B6変
ISBN
9784336070807

泉鏡花賞作家の種村季弘が30有余年にわたって書いた、我が国最高の幻想文学作家・泉鏡花を論じる力作評論、エッセー、講演録16編を集大成。
『泉鏡花集成』(ちくま文庫)の伝説的な名解説をはじめ、約半分が今回はじめて単行本に収録される作品。
川上弘美との対談、「鏡花、彼岸の光明」も収載。
装丁、見返しは、小村雪岱の画を使用。美麗愛蔵版。

【目次】
  Ⅰ
水中花変幻
水辺の女
摩耶夫人三相--鏡花・迷宮・金沢
胎児を孕む化物屋敷--泉鏡花『草迷宮』
泉鏡花―水の迷宮
読みたくなる鏡花

   Ⅱ
「泉鏡花集成」解説
1 絵のように美しい物語
2 悪と温泉
3 女の世界
4 洪水幻想
5 迷宮の怪
6 顔のない美女
7 水源の女神
8 女と人形
9 火の女 水の女
10 三人の女
11 芸の討入り
12 ハイカラなピカレスク小説
13 愛と死の戯れ
14 魔の山


   Ⅲ
鏡花再演
言語の受難・言語の解体--三田英彬『泉鏡花の文学』
『海の鳴る時』の宿
三階から上--鏡花の化け物
縮地気妖の怪
玄関のない家

   Ⅳ
泉鏡花と白山信仰
泉鏡花作品に見るオシラ様
鏡花、彼岸の光明 [対談・川上弘美]

解題 齋藤靖朗

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