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真正の句会とは心の「感合」が生まれ、連帯意識が深まることが必須である、と説く。句会の新しい在り方を自らの体験をもとにして、回数・人数・進め方・合評の手順・添削の仕方など詳細かつ具体的に述べた句会案内。
〈目次〉
1 句会のこころ
1 句会の思想
宴のよろこび 今の共有 座の文学 虚と実 風狂ということ 一期一会 俳句入門三則
2 句会の歴史
芭蕉の一期一会 蕪村の討論の戒め 子規の互選句会 虚子の吟行会
2 句会作法十三か条
句会は十人以下で 多彩なメンバーで 句会は月二回 句会は三時間 投句は十句 吟行が最上 句会は選句の場 互選の点数は優劣に無関係 討論は結論を求めない ノン・リーダーで 句会は自立の場 句会の準備と進め方 合評の手順
3 句会の進め方の実際 師弟問答
1 和やかな雰囲気
2 葛藤処理法
3 解釈・鑑賞・批評
4 天衣無縫に
5 司会者の役割
6 聴くこと・言うこと
7 新鮮さを心掛ける
8 六人の宴
9 句会の分析
4 句会の効用
1 俳句教室に句会を活用する法
2 句会遍歴
(1) 子午線句会
(2) 木曜会
(3) ビギン・ザ・テン
(4) 夏草例会
5 即興添削法─虚子『五百句』学習
1 散文について
(1) 説明──描写
(2) 冗舌──省略
(3) 重なり──飛躍
(4) 助詞──名詞
2 切字について
(1) や
(2) かな
(3) けり
(4) てにをは
(5) リズム
3 季題について
(1) 季題の飛躍
(2) 季題の客観性
(3) 現場証拠
(4) 季重なり
6 写生多作法
1 写生論の変遷
2 写生多作法
3 創造は賜るもの
(1) 垢抜けするということ─子規の場合
(2) 一句深耕より打坐即刻へ─藤田湘子の場合
(3) 写生作法と創造
4 写生句の見分け方
あとがき
初出一覧
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