ゴッサムの街と人々他

ゴッサムの街と人々他

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出版社
小鳥遊書房
著者名
伊藤詔子 , エドガー・アラン・ポー
価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2020年12月
判型
四六判
ISBN
9784909812476

ニューヨークが「マガジニスト・ポー」をいかに生み出したのかがわかる重要な幻のニューヨーク論「ゴッサムの街と人々」をはじめ、あの「黒猫」に付された序文「直感対理性」、そして科学的評論「貝類学序文」「ダゲレオ論」等これまで重要でありながら翻訳されてこなかったポーの知る人ぞ知る評論を、ポーのニューヨーク・コレラ禍を描いた「スフィンクス」論--「コロナ時代にニューヨーク作家ポーを読む」等、ポー新編・新訳を論文付きにてお届けします。

【目次】
訳者による序文――
幻のニューヨーク論『ゴッサムの街と人々』他
評論集本邦初訳の背景について
Ⅰ 『ゴッサムの街と人々――「コロンビア・スパイ」
への七つの手紙』( 一八四四)
・マボットによる序  
・『ゴッサムの街と人々――「コロンビア・スパイ」
への七つの手紙』
Ⅱ 「雑誌社という牢獄の秘密の告白」(一八四五)
Ⅲ 「直覚対理性――黒猫序文」(一八四〇)Ⅳ 「ダゲレオタイプ論1~3」(一八三九―四〇) 
Ⅴ 「貝類学の手引き序文」( 一八三九)
Ⅵ  「スフィンクス――謎の雀蛾」(一八四六)

【訳者論考】
一 ニューヨークがマガジニスト・ポーをつくった
 1.フィラデルフィアからニューヨークへ  2.ナッソー街のポー
 3.〈ニューヨーク・レター〉というジャンル  4. 評価と研究

二 超傑作「黒猫」の秘密
 1.ノンヒューマン・ストリーとしての「黒猫」  2.ドアを開ける猫
 3.プルートーのダゲレオ肖像画と怪物の現われ

三 コロナ時代にニューヨーク作家ポーを読む
 1.ポーの人生とパンデミック  2リバティベルと「赤死病の仮面」
 3.ポー的疫病譚の想像力の深み 
 4“The Sphinx” (Death’s-headed Sphinx、髑髏面型雀蛾)とは何か 
  5.髑髏と弔鐘

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