北魏史

東方選書

北魏史

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出版社
東方書店
著者名
窪添慶文
価格
2,420円(本体2,200円+税)
発行年月
2020年12月
判型
四六判
ISBN
9784497220240

3世紀初めからの約400年、中国は巨大な分裂期であった。その中で鮮卑族拓跋氏の建てた北魏王朝は、前身と後継政権を含めるとほぼ同じに近い長い期間、国を維持する。その間、①草原の部族連合国家→②華北を支配するものの胡族支配の色彩を濃厚に残す帝国→③胡漢を一体化して中華の地を統治する帝国と、大きくそのあり方を変える。②から③への劇的な転換の舵を切ったのが孝文帝である。本書は改革を象徴する洛陽遷都を序章に置き、五章に分けて、改革の内実、それに至る①②、改革の結果という順序で叙述する。そして終章として、秦漢と隋唐という二つの統一帝国の間にあって北魏という「異民族」政権がいかなる意義をもっていたかを考察する。

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