取り寄せ不可
海を越え、砂漠を進む。
主(イエス)に捧げる巡礼の旅――
400年前、聖地エルサレムを訪れた初の日本人・ペトロ岐部カスイ。
ローマで司祭となり、キリシタン弾圧の嵐が吹き荒れる日本に戻った男の生涯。
構想30年。
著者渾身の傑作長編!
解説 姜尚中(東京大学名誉教授)
キリシタン弾圧の嵐が吹き荒れる江戸時代初期。
信仰と志を胸に、ペトロ岐部カスイは密かに長崎の港を後にした。
目指すは、聖地エルサレム。
時に水夫として海を越え、時に駱駝曳きとして沙漠を進む。
五年かけて辿り着いたローマで司祭となると、岐部は再び日本へと旅立ち――。
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