出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます
人生は旅である。旅人はその行路で遭遇する天地人が織りなすドラマ、風景に心を馳せる。我々が風景にどう対応するかということは、まことに興味深い。風景写生という画芸をどうとらえるか。それは、それぞれの立場や価値観やものの考え方に左右されよう。
絵は人というより、心が描いたものである。心は人そのものであるからだ。本書はこの見地から、風景写生を学びの友とする著者が過去半世紀に世界60カ国で対峙した風景を追憶し、数多のテーマと250余の画例をもって写生の心を求め、読者を四門の境地へと誘ったものである。本書の「写生」という言葉には、現場での小さな素描、それを下絵として描いた習作、展示作として描いた水彩風景画が含められている。
アジア20カ国、欧州16カ国、北・中・南米13カ国、アフリカ7カ国、オセアニア4カ国の今昔の風景像。また、景観画作から派生した星雲画、絵図・概念図、電子顕微鏡で覗けるミクロの世界と肉眼で見えるマクロの世界とを繋げた画像、模倣禅画。これら総体をもって、風景写生を余技としてきたカナダの地理学家がその心の遍歴を読者へ開いたのが、この一録である。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。