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冷たく凪いでいたぼくの心にゆれる小さくてもたしかな炎
小1のとき、母を亡くして以来、どうしようもないことがあるとあきらめてきた螢一。小6の2学期も終わるころ、螢一を突然おそったある子の記憶。しだいに明らかになる記憶の持ち主、花が瑛を傷つけた出来事。親友の翔真と現実の花をさがすうちに、螢一も翔真を傷つけていたことに気づく。「あきらめない」ことを選んだ螢一の冷たく凪いでいた心に、小さくてもたしかな火がともり……。
螢一と翔真、花と瑛が織りなす、熱く切ない絆の物語。〓
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