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公家の側から見た信長秘史。朝廷の想う乱世の終焉とは!
朝廷にとって天下布武とは何か。
統一か安寧か? 決断の時迫る!
上杉謙信亡き後、織田信長の行動は朝廷にとって目に余るものであった。それでも、正親町天皇は信長を信用しようとしていると勧修寺尹豊(かじゅうじ・ただとよ)は感じていた。ところが信長は突然右大臣を辞任し、以降、朝廷からの接触をことごとく曖昧にする。その態度を朝廷との訣別ととらえた尹豊は、快川紹喜(かいせん・じょうき)や沢彦宗恩(たくげん・そうおん)、そして明智光秀らと密会し――乱世の終焉を望む朝廷を描く。
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