達也たちが「伝統派」に匿われているテロリスト・周公瑾を追う一方、一高では月末の論文コンペに向けた準備が着々と進められていた。
そんな折、七草真由美が達也のもとを訪れたことで、校内は騒然とする。真由美は、自身のボディガードを務めていた名倉三郎が殺害された真相を探るため、達也へ相談にやってきたのだ。彼女の話から周公瑾と七草家の関係にまつわる秘密の一端を掴んだ達也は、協力を約束するのだが……。
論文コンペの警備の下見を名目に京都に降り立った達也と深雪、そして友人たち。奈良と並び「伝統派」が多くの拠点を構えるこの地で彼らを待ち受けているものとは……?
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