三途の川のおらんだ書房

文春文庫

三途の川のおらんだ書房

取り寄せ不可

出版社
文藝春秋
著者名
野村美月
価格
803円(本体730円+税)
発行年月
2020年12月
判型
文庫
ISBN
9784167916091

〈文学少女〉シリーズの著者が放つ、
すべての本好きに贈る感動のビブリオ・ファンタジー開幕!

三途の川べりに佇む〈おらんだ書房〉では、
艶やかな着物をまとった陽気な店主が
「人生最後にして最上の一冊」を選んでくれるという。

客は子供から老人まで生前に大きな未練を残した死者ばかり。
そのひとりひとりの人生の物語に優しく寄り添い、
店主は成仏へと導く本を探すが――。

読み終えたあと、心が爽やかに晴れ渡る。
人と本が織り成す奇跡の物語。

【目次】
第一話「本が大好きな三田村祐介様(享年三十四)の場合」
第二話「でんぐり返る本を探してる越野園絵様(享年八十六)の場合」
第三話「空っぽのおなかをかかえた、空っぽな目の初芝泪衣様(享年四)の場合」
第四話「呪いの本を求めてやってきた尾崎純香様(享年三十五)の場合」
第五話「描けない人気漫画家司七彦様(享年四十一)の場合」
第六話「世界で一番退屈で、つまらなくて、どうでもいい本をご所望の鈴木藍理様(享年十六)の場合」

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