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今や「うつ病」は,すり減った貨幣のごとく,ありきたりのものとして世間に流通し,それが医療の現場に還流され,臨床概念を侵食してきている――軽症化と操作的診断により,安易な了解を拒む「病」を補足する臨床知は散逸し,患者の鬱滞した苦悩は「罪悪感」から「空虚感」へと出口を失いつつある。
気分障害をめぐる精神医学の静かな危機のなかで,主体の成立に刻印された空虚を追跡し,その核心構図を再度豊かな言葉で描き出す精神病理学論集。
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