1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります
昭和24年の刊行以来300万部近く売れた戦没学徒の遺稿集である『きけわだつみのこえ』。この感動の書が、改ざんされ、政治利用されたことはあまり知られていない。学徒たちの右翼的表現や戦争謳歌が削除され、遺族の編集意図からかけ離れた不当な改ざんが行われていった。それはなぜか。東西冷戦や「わだつみ会」の内部紛争のなかで、国民的遺産ともいえるこの書はいかに踏みにじられていったのか。戦後の反戦運動の行き過ぎた一面を浮かび上がらせる、昭和史研究の第一人者の隠れた名著。目次序章 戦没学徒と私第一章 『きけわだつみのこえ』の誕生第二章 バイブルへの道第三章 倒された「わだつみ像」第四章 「反天皇制」の中で第五章 戦没学徒の「戦争責任」第六章 追放された遺族第七章 わだつみ学徒、五十年後の「死」終章 次代にとっての「わだつみ」
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。