繕うワザを磨く金継ぎ上達レッスン

コツがわかる本

繕うワザを磨く金継ぎ上達レッスン

取り寄せ不可

出版社
メイツユニバーサルコンテンツ
著者名
持永かおり
価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2020年11月
判型
B5
ISBN
9784780424010

★ 伝統の漆技法をもとに、
大切な器を美しくよみがえらせる!

★ 小さな欠けこそ丁寧に。
ポイントをわかりやすく解説。

★ 基本と応用を1冊でマスター。
コツをつかんで自在にアレンジ!


◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆

" 漆" という素材に魅了され、
私は仕事をしています。

金継ぎとは「ただ割れた器を繕い、
金色に仕上げることではない」と思っています。
割れてしまった器を愛おしむ気持ち、
器を割ってしまった人をいたわる思い、
その器にまつわる様々なエピソードが
漆で繕われた傷跡に刻まれていると思うと、
傷を知らないまっさらな状態よりも
美しく見えます。
それこそが金継ぎの魅力なのだと思います。

古来より私たちの生活に溶け込んでいた漆は、
知れば知るほどその美しさと堅牢さと、
万能な素材であることに驚くことと思います。
その「漆で繕う」ということは、
時間のかかる作業でもありますので、
初めはその扱いに戸惑うこともあるでしょう。

しかし、スピードや手軽さが重視される
この時代だからこそ、
季節や気温や湿度を感じながら、
ゆったりと器に向き合い
繕うことの豊かさを実感できると思います。
そして、一度止まってしまった器と人との時間が、
自分の手によって再び動き出す
喜びを感じていただければ幸いです。

「モノ継ぎ」持永 かおり


◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆

☆ PART1
金継ぎで使う道具と材料を知る
* 破損状態の確認
器の破損状態に合わせた修繕方法を選ぶ
* 繕いの準備
修繕前にクリーニングと下処理をする
* 基本の道具・材料
繕いの道具と材料を選ぶ
・・・など

☆ PART2
小さな欠けを繕う
* 陶器の欠け1 織部釉小鉢
口縁の小さな欠けを丁寧に繕う
* 陶器の欠け2 外焼締ボウル
釉薬のかかっていない器はマスキングをする
* 磁器の欠け1 白磁ドレープカップ
希釈生漆を塗ってから錆付けする
・・・など

☆ PART3
ヒビを繕う
* 磁器のヒビ 白磁カップ
ヒビの上に漆を置いて染み込ませる
・・・など

☆ PART4
割れを繕う
* 磁器の割れ1 織部釉フィンカップ
麦漆を塗ったら湿気を取り込んで接着する
* 陶器の割れ1 鉄釉すり鉢
収まりの悪い破片はエッジをやすりで削る
・・・など

☆ PART5
難易度の高い破損を繕う
* 陶器の大きな欠け 織部釉小鉢
強度の高い刻苧漆で大きな欠けを造形する
* 陶器の複雑な割れ 白釉

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