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中世後期、禅僧は日本と東アジアにおいて広範な交流を行なっていた。外交使節として実際に渡海し通交貿易を担った禅僧を、「門派」の視角から考証。対外交流の拠点であった博多や堺で展開する禅宗勢力の変遷を視野に入れ、その特徴を追究。彼らを活用せざるをえない室町幕府の外交姿勢にもふれ、当該期の国際交流のあり方と禅宗勢力の実態を解き明かす。
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