「学校」をハックする

「学校」をハックする

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出版社
新評論
著者名
マーク・バーンズ , ジェニファー・ゴンザレス , 小岩井僚 , 吉田新一郎
価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2020年11月
判型
四六判
ISBN
9784794811660

よい学校には教師と生徒がしっかりと向き合う時間が存在します。そこは教師にとっても学び続けることのできる場所であるはずです。しかし、現実の学校の多くは、教師ばかりか生徒まで時間に追われる場所であり、社会に出てから必要とされる大切なことを学べる環境にはなっていないように思われます。
 本書には、これまで学校で行われてきたことにひと工夫を加えたり、別の視点から見たりすることで「時間」を生み出し、より良い学びの環境をつくるための10のハック(アイディア)がまとめられています。学校には、「ハック」するために使える多くの資源が眠っています。それはモノであったり、場所であったり、教師であったり、生徒であったりします。たとえば、普段使われていない会議室を開放して、教師が静かに作業できる場として提供することができます(ハック3)。また、有志でブッククラブを開催し、学校のあり方などについて話し合ったり、その輪に新任教師を招待することもできます(ハック6)。教師よりもICT(情報通信技術)に詳しい生徒や地域住民の力を借りて、学校全体でICTを推進するというのはどうでしょうか(ハック5)。また、家庭や地域に眠っている本をもちより、校内に「図書コーナー」を設けると、生徒の読む量がグーンと増えます(ハック8)。ほかにも、本書の考え方を応用して、学校をより良くするための可能性がたくさん考えられます。
 「現代においては、教育者は誰かが解決方法を提示してくれるのを待つわけにはいかない」と著者は述べます。本書には、上司の指示で不承不承、会議やデスクワークをするのではなく、できることを自発的にはじめるための具体的な実践例がたくさん紹介されています。本書の考え方を共有し、学校に存在するさまざまな課題をハックして、教師にとっても生徒にとっても、学校が学びにあふれた空間になるよう、意識をチェンジしませんか。(小岩井 僚)

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