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前作『EVERYBODY NEEDS A ROCK』では、プラスチックのゴミから美しい人工石を作り出し、日常の中から新しい価値を見出した本田沙映。本作『Anthropophyta / 人工植物門』でも、私たちの生活の中に広く普及している人工植物を、正式な植物学と仮定して分析するというユニークな視点で、身近なモノの新しい価値を提示しています。
本書は「人工植物が植物学上で正式に植物と認められた」という、作者が勝手に作ったストーリーから始まる、虚実をおりまぜたセミフィクションの植物図鑑。部屋の片隅や街角で、水も光も求めず静かに佇む「人工植物」は天然植物のように科学的に研究や観察されることなく、ひそやかにそして確実に私たちの日常の中で繁殖し続けています。そんな未開の植物群に興味を持った本田は、独自に身の回りの造花の採集・観察を始め、人工植物の工場が集まる中国・広州へと渡りました。広州の工場の見学の様子と彼女が採集した70枚の人工の葉っぱの観察記録が、学術的な体裁でユーモラスにまとめられている一冊です。
ー本書は人工植物(以下、アンソロポフィタ)のひとつひとつの個性が天然植物のように、センス・オブ・ワンダーをもって観察され、愛でられるような機会をつくろうと試みた半空想博物誌なのだ。(プロローグより)
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