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かつて「モデル農村」と呼ばれた村の人々はどのように生き抜いてきたのか。
世紀の大事業「八郎潟干拓」によって生まれた広大な大地、大潟村。
丹念な調査から浮かび上がる、時代に翻弄されながらもたくましく生きてきた入植者たちの生活史。
●著者紹介
戸井田克己(といだ・かつき)
東京都に生まれる。東京都立高校教諭を経て、近畿大学教職教育部へ。中・高校の社会科教員養成に携わるかたわら、高校地理教科書の執筆にも力を注ぐ。2010年、学内に新設された総合社会学部に開設準備担当を経て移籍し、人文地理学、環境民俗学などを担当。2016年、教職教育部に再移籍した。
従来、地理教育カリキュラムやその指導法をおもな研究対象としてきたが、近年では環境民俗学(特に青潮文化論)に関する現地調査にも力を入れる。日本文化の形成過程と特質を考究し、日本人の精神的なアイデンティティを確認する作業を、教育および学問研究の両面から進めている。
現在、近畿大学教職教育部教授、博士(学術)
単著
『日本の内なる国際化─日系ニューカマーとわたしたち─』古今書院、2005年
『青潮文化論の地理教育学的研究』古今書院、2016年
共著
『近畿を知る旅─歴史と風景─』ナカニシヤ出版、2010年
『人文地理学事典』丸善出版、2013年
『Geography Education in Japan』Springer Japan、2015年
『新詳地理B』(文部科学省検定済教科書)帝国書院、2016年
『高校生の地理A』(文部科学省検定済教科書)帝国書院、2017年、ほか。
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