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「しゅくだい」シリーズ第6巻。
鉄道公園へ一緒に行く約束をしていたのに、しんごは待ち合わせの時間になってもやってこなかった。何かあったのかと心配していたのに、次の日学校で会っても、しんごはあやまってこなかった。ひとこと「ごめん」って言ってほしかったのに……。
ぼくがとなりの県から引っ越してきて、最初に声をかけてくれたのがしんごだった。それからなかよくなって、おたがいの家にも遊びにいったりした。
しんごとけんかをしたら、しんごのいやな部分を思い出してきた。貸したものはなかなか返してくれないし、約束の時間には遅れるし、なんでも自分中心だし……。しんごと遊ばなくても、最初は平気だったのに、だんんだんつまらなくなってきた。学校でしんごに話かけようと思うんだけど、うまく声がかけられない。どうしたら、なかなおりできるんだろう……。
けんかをした時の気持ちや、なかなおりするために努力する姿を丁寧に描いた幼年童話。
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