特集:新しい「アメリカの世紀」?
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【特集】新しい「アメリカの世紀」?
「アメリカの世紀」とは、単にアメリカが超大国としての地位を占める状態が続くことを指すのではなく、アメリカの社会文化的な魅力に世界の人々が惹きつけられる状態が続くことも指していた。自由で開放的な社会、個人の多様性や努力を重んじその成果を率直に評価する文化、ときにお節介と嫌われつつ正しいと信じることを国内でも世界でも実現させようとする情熱は、アメリカの経済力や軍事力と並んで、あるいはそれ以上に「アメリカの世紀」を支えてきた。
現代の日本を生きる私たちもまた「アメリカの世紀」に育ち、生きてきた。しかし近年、激しく深刻な党派対立、格差とその固定化、内向きな自国第一主義の台頭など「アメリカの世紀」を支えてきた諸要因は、急激に変化しつつある。「アメリカの世紀」がどのような要素から成り立ち、今後どうなっていくのか。
責任編集:待鳥聡史(京都大学大学院法学研究科教授)
<特集>
・「特殊にして普遍的な幻想の超大国」 石川敬史
・「島宇宙のアメリカ」平井康大
・「啓蒙の終焉?」アレクサンダー・スティル
・「アメリカニズムと医療保険制度」山岸敬和
・「液状化社会」マーク・リラ
・「真ん中が抜け落ちた国で」金成隆一
<書簡>
「正義と開かれた議論についての公開書簡」
<論考>
・「赦しと忘却」大屋雄裕
・「アメリカの世紀」と人種問題の蹉跌
・「国際海峡に関する不都合な真実――中国版「航行の自由作戦」と日本のジレンマ」真山全
・「コロナをめぐる科学と政治」平川秀幸
<世界の思潮>黒川博文/青木耕平/張競/韓載香
<時評>溝井裕一/瀧井一博/善教将大/藤森照信/高階秀爾/奥本大三郎/渡辺裕
<写真で読む研究レポート>国末憲人/鈴木一人
<連載>張 競/山崎正和/五百旗頭 真
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