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「教える」イメージの強い武田鉄矢は、誰よりも「学ぶ」ことが好きだった。
老いが身近になったとき、学びは新たな境地に――
「老いの峠道、途上です。ますます「問い」は増えてゆきます。(中略)よすがになるやもと思った文章を抜き書き、控えて……何やら人生の難問を解く公式か、謎を掃い、鮮やかな極意でも見付からぬかと綴り続けた十冊ばかりの大学ノートです。皆様の何かのお役に立てばと思い、そのノートの中の出来事を文章にしてみました」
司馬遼太郎の描く坂本竜馬に憧れ、
白川静の書く文字の世界の虜になり、
内田樹の身体論にハマって合気道の世界に。
高倉健、山田洋次ら映画人との交流。
なかにし礼、きたやまおさむ、吉田拓郎など
同時代に生まれた歌の世界をいま改めて考える。
古希を超えた今だからこそ書けたエッセイ集です。
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