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「基礎からわかる栽培」シリーズ4冊目。初心者、初心に戻って基礎から学び直したいベテラン、栽培の基礎を伝えたい指導者にまで役立つ1冊、というシリーズコンセプトは堅持。
オウトウは収益性が比較的高く、後継者も安定。リンゴなどメイン果樹との樹種複合も進む。また、自家和合性品種や「山形C12号(やまがた紅王)」「ジュノハート」、「甲斐オウ果6(甲斐ルビー)」といった県オリジナル品種が次々開発されるなど、各産地では生産活性化の期待は大きい。本書では、開花から収穫までわずか2ヵ月しかないオウトウの各栽培管理の基本と、それら管理のベースとなる樹づくりのための樹勢診断&調整の実際技術を、丁寧に解説。併せて、平だなや垣根仕立てなど省力樹形の紹介、課題となっている着色不良、うるみ果など高温障害や病害虫対策も情報を充実。著者は、オウトウ王国山形と暖地の先進県山梨から一人ずつの共著で、この実現はちょっと画期的。
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