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ホリスティック教育を人格教育とトランスパーソナル教育の両面をもつものととらえたうえで、
多元的な人間観・世界観にもとづくホリスティック教育の基本思想とその実践モデルを明らかにし、
その初期から現在――ペスタロッチ、エマソン、シュタイナー、グルジェフ、オーロビンド、ハクスリー、クリシュナムルティ、アサジョーリ、現代の教育家――にいたるまでの発展のあとをたどる。
第1章、隣接するスピリチュアリティ教育、観想教育、インテグラル教育を概観し、ホリスティック教育の広範な動きを考察する。
第2章、ホリスティック教育の提唱者であるジョン・ミラーの教育理論と実践校の取り組みを紹介する。
第3章、ホリスティック教育の実践校、タイのルンアルン校のカリキュラムと仏教哲学にもとづく教育を詳細に考察する。
第4章、ホリスティック教育の先駆者オルダス・ハクスリーの思想にもとづき、ホリスティック教育の基礎を論じる。
第5章、多次元的人間観にもとづき、パーソナルおよびトランスパーソナルなレベルの教育モデルを描き出し、気づき(アウェアネス)の教育論を展開する。
第6章、著者自らの教育実践をふまえ、気づきの技法とサイコシンセシスの取り組みについて紹介する。
第7章、ホリスティック教育の観点から、「いじめ」の問題について独自の見方を示す。
本書に示された教育論は、分断化、細分化、専門化が加速する現代「文明」社会に内在する問題、
すなわち人間本来の一体性、統合性、全体性──個の内部、個と社会、人間と自然とのつながり──
の喪失という極めて今日的な問題と向き合い、それを解決するためのヒントとなるものです。
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