「知らない」のパフォーマンスが未来を創る

「知らない」のパフォーマンスが未来を創る

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出版社
ナカニシヤ出版
著者名
ロイス・ホルツマン , 岸磨貴子 , 石田喜美 , 茂呂雄二
価格
2,640円(本体2,400円+税)
発行年月
2020年11月
判型
A5
ISBN
9784779515163

人間の発達と学習は個人の内面ではなく人びとが協働で創造した「舞台」から生れる!
知ることに依存している現代社会に警鐘をならし、ヴィゴツキーや後期ヴィトゲンシュタインに依拠しながら遊びと演劇的パフォーマンスを、そして演劇的パフォーマンスと発達を結びつける革新的教育活動の入門書

本書が強調する,知識や知ることに代わる別種の人間理解は,パフォーマンス心理学として結実し,たとえばサリットの企業研修などにおける,人びとの共同的な身体実践であるパフォーマンスを強調する動きに具体化されているのです。
現在の日本の学校教育にも知識修得ではない学びや,即興や創造性を重視する学習支援が取り入れられつつあります。本書は,このような新しい学習観をリードするものなのです。(「日本の読者に向けたまえがき」より)


著者
ロイス・ホルツマン(Lois Holzman)
コロンビア大学で,発達心理学・言語心理学の博士号を取得。
1980年フレド・ニューマンと共に,イーストサイドグループ・短期心理療法研究所(East Side Institute for Group and Short Term Psychotherapy)を設立。
同研究所ディレクター。
2年に1回開催される「パフォーミング・ザ・ワールド」大会の設立者,会長。

編訳者

岸磨貴子(きし まきこ)
明治大学国際日本学部准教授。専門は教育工学,異文化間教育。大阪府出身。博士(情報学)。国内外の教育開発(日本,インド,シリア,ミャンマー,パレスチナ)およびコミュニティ開発(日本,トルコ)の分野でパフォーマンスを軸とした学習・発達の場(とくにICTを活用した学習環境)のデザインに関する実践および研究を実施。ホルツマンが組織するEastside Instituteのアソシエイト。日本教育メディア学会にて論文賞を2回受賞,その他,日本教育工学会,異文化間教育学会,日本質的心理学会で研究発表/奨励賞など受賞。著書として,『大学教育をデザインする――構成主義に基づいた教育実践』(共著,晃洋書房,2012年),『質的研究のための理論入門――ポスト実証主義の諸系譜』(プシュカラ・プラサド[著],共訳,ナカニシヤ出版,2018年)など。

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