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眠る父は、限りなく自由だ
空を渡る鳥のように軽やかだ
と、娘は呟く、聞きとれぬ声で(「ぴぴぴぴ」)
緑色に透き通って
「ベオグラードに住む私が、入院中の父を見舞うことができたのは幸いなことであった。(…)入院生活は二週間続いた。病院の地価の売店で見つけた紺色の小型のノートに、夜ごと鉛筆で詩を綴った」(「制作記録」)。
植物学者だった父の存在を胸に、娘はしずかに海を見つめる―。10年ぶり、待望の新詩集。
装幀=扉野良人
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