揺らぐいのち

揺らぐいのち

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
晃洋書房
著者名
北村敏泰
価格
2,420円(本体2,200円+税)
発行年月
2020年11月
判型
四六判
ISBN
9784771034075

「いのち」という人間すべてが真摯に向き合うべき問題に向き合っている宗教者や医療、福祉、教育関係者の姿勢を通じて、「いのち」をめぐる諸問題を考えるルポルタージュ。
(本書の内容は、『中外日報』(宗教専門紙)に2017年5月から18年8月まで「生老病死――いのちの現場から」として連載したものを基に加筆修整したものである。)

「様々な格差や競争、人が経済的効率で選別される、そんな生きにくい世の中で自死が後を絶たず貧困問題も深刻だ。子育て環境は改善されず、虐待やいじめの連鎖による悲劇が続発する。少子・高齢化による福祉の低下で「医療・介護難民」があふれる。2020年春に社会を覆った新型コロナウィルス禍では、既存の様々な格差や差別、弱い立場の人々の困窮がより拡大し顕在化した。いのちが揺らぎ続けるこの社会で、生老病死の「苦」に、いかなる向き合い方があるのだろうか。」(序章より)

「ケアの現場で尊いものを感受する基準が確かさを失う。科学技術の恩恵が、また効率重視の社会が倫理観を置き去りにしていないか。医療、教育、福祉の現場で何が生起しているのか。ケアする人や宗教者、著者のいう現代の「聖」たちを通して、いのちへの関わりの新たな様相が描き出されていく。」(帯文より)
島薗 進 上智大学グリーフケア研究所所長、東京大学名誉教授

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top