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お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?
人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた小さな図書室。
彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。
仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。「本を探している」と申し出ると「レファレンスは司書さんにどうぞ」と案内してくれます。
狭いレファレンスカウンターの中に体を埋めこみ、ちまちまと毛糸に針を刺して何かを作っている司書さん。本の相談をすると司書さんはレファレンスを始めます。不愛想なのにどうしてだか聞き上手で、相談者は誰にも言えなかった本音や願望を司書さんに話してしまいます。
話を聞いた司書さんは、一風変わった選書をしてくれます。図鑑、絵本、詩集......。
そして選書が終わると、カウンターの下にたくさんある引き出しの中から、小さな毛糸玉のようなものをひとつだけ取り出します。本のリストを印刷した紙と一緒に渡されたのは、羊毛フェルト。「これはなんですか」と相談者が訊ねると、司書さんはぶっきらぼうに答えます。 「本の付録」と――。
自分が本当に「探している物」に気がつき、
明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。
例えば12個入のハニードームを10個食べたとして、そのとき、箱の中にある2つは『残り物』なんでしょうか
◾️【お探し物は図書室まで(著者:青山美智子)】
2020年11月9日出版
○トータルおすすめ度 3☆☆☆★★
○大学生のおすすめ度 3☆☆☆★★
・約300ページ
・使用時間:3時間
・自分の本書のペース:16ページ/10分
①おすすめ度(全体&大学生)と
②読むのにページあたりどれくらいかかったか
読書ペースを載せてみます(自分遅めです(*´∇`*))
少しでも参考になりましたら。
●紹介本文
本屋大賞ノミネート作から、2位でしたね^_^
ある街のコミュニティハウス内図書室に訪れる主人公たちを描いたオムニバス短編5作品
同じ街の図書室なので、たまに物語はリンクしながら
◾️自分の仕事にやりがいを感じられない、総合デパートの婦人服売場で働く、朋香(21)
◾️家具メーカーの経理で働きながら、アンティーク店経営を夢見る、諒(35)
◾️産休あけでキャリアを降りることになった、元雑誌編集者、夏美(40)
◾️イラストを仕事にしたかったが挫折し、今はニートの、浩弥(30)
◾️定年退職後、自分の居場所・趣味がないことにとまどう、正雄(65)
5人それぞれが『やりたい事』と『うまくいかない今』を抱えて日常を過ごす中、ふとしたいきさつでコミュニティハウスに訪れ、図書室に出会う
そこで司書から勧められた『?』な本が、悩みを解きほぐしていくきっかけとなっていく。
司書の小町さゆりさんが影の主役ですね。
全編通して、悩みはあるものの、明るくポップな感じになっている、読んだ後気持ちが明るくなる1冊
●好きなフレーズ
①例えば12個入のハニードームを10個食べたとして
そのとき、箱の中にある2つは『残り物』なんでしょうか
②勤続12年、板についたコーラルピンク
③くまのプーさんを可愛いと思うのと、実際に熊と暮らすのとではぜんぜん違う、というくらいに違いました。
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