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中世的な遁世者像の形成の解明を指向する
本書は「遁世文学」を一つの経路として、仏教ひいては思想と文学との関係解明に挑もうとするのである。具体的には、遁世の目的はどの辺にあるのか、遁世者像は如何なるものか、中世的遁世観はどうであるのか、その思想的土台となったものは なにか、という一連の問いに答えていきたい。そして、『方丈記』『発心集』『沙石集』『徒然草』『閑居友』『撰集抄』などの古典文学作品それぞれの個性と共通性を考察することによって、最終的には「遁世文学」とは如何なるものであったかを、作者の思想構造と表現世界との関連の研究を通して明らかにしたい。
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