伊達女

伊達女

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出版社
PHP研究所
著者名
佐藤巖太郎
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2020年11月
判型
四六判
ISBN
9784569847702

心に鬼を棲まわせた“独眼竜”伊達政宗の周囲には、かくも、たくましく、そしてたおやかな女性たちがいた――。
我が子に毒を盛ったとされる母・義姫、影ながら政宗を支え続けた妻・愛姫、片倉小十郎の姉で政宗を育てた喜多、松平忠輝に嫁いだ娘・五郎八姫、そして真田信繁(幸村)の娘・阿梅……伊達の女性を主人公にした連作短編集。

母・義姫――毒を盛ったのは母だと疑っておいでなのでしょう
妻・愛姫――濡れ衣を着せられたまま、殿が平気でおられるとは思いませなんだ
保姆・片倉喜多――本当のことを言ってはならぬ。言えば、政宗の心は折れる
娘・五郎八姫――私は優しくなどありませんぬ。父・政宗を気に掛ける母を見て育ちましたゆえ
真田家・阿梅――黙っていたこと、ご容赦くださいませ。ですが、お知りにならぬほうがよかったのです

伊達政宗の言動等から生まれたとされる「伊達男」。伊達といえば、男ぶりばかりが注目されるが、実は女性こそが素晴らしかった!
各短編で描かれる五人の女性の生きざまを通して、伊達政宗の真の姿も浮かび上がってくる。
『会津執権の栄誉』で直木賞にノミネートされた著者、新境地の最新刊。

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