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「哲学は、それがおこなわれた最古の時代から、単なる諸学派が関心を示す事柄ではなく、またひとにぎりの学者たちが論争しあう事柄でもなかった。哲学は、社会生活の統合的な一部だったのであり、そのようなものとしての哲学を、わたしは考察しようと努めたのである。もし本書になんらかの長所があるとすれば、それはこの観点からひき出されたものであろう。」
イギリスの哲学者であり、論理学や数学基礎論に貢献したバートランド・ラッセルが、アメリカにおける講義をもとに1946年に刊行した西洋哲学史。古代ギリシャのソクラテス以前の哲学から、中世のキリスト教の神学・哲学を経て、ルネッサンス、近代、20世紀の前半まで、独自の解釈で叙述する。その特徴は、哲学をその時代の背景との関連において把握を試みたことであり、明快でウィットあふれる文章により、哲学者とその思想がいきいきと描かれる。数々の社会問題にも関わってきたラッセルならではの視点は、哲学の役割を再考するうえで、21世紀においても示唆に富んでいる。
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