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世界が注目する独創的な研究から、イノベーションと物語が生まれる瞬間を切り取った刺激的なレポート。「場の空気」や「暗黙の了解」など、言葉にされないさまざまなコードを、私たちは息苦しいほどに意識ながら生活している。もしそうした「雰囲気」のやりとりが、未来のテクノロジーによって当人にも他人にも丸見えになってしまったらどうだろう? 著者はまさにそんなテクノロジーを開発してしまった。
本書は、非言語的シグナルによるコミュニケーションの領域に初めて科学のメスを入れた研究と、そのパイオニアである著者のビジョンを覗きこむ。前半はこうしたシグナルの想像以上の影響力を例証するややテクニカルな議論だが、集団や社会のダイナミクスを語る後半は、専門の枠を超えたスケールの大きな問題提起となっている。正直シグナルが可視化される未来の社会では、「ネットワーク・インテリジェンス」──人の集合が一個の頭脳のように形づくる知性──が、はるかに効率的に利用されるはずだと著者は語る。
これは私たちにとって朗報となるのか、それとも悪夢となるのか? 私たちはどんな未来を求めるのか。それを幅広い視点で考えるためにも、MITメディアラボで進行する先覚的な研究の水準を、いま目の当たりにしておきたい。解説・安西祐一郎。
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