マイクロタス(μ-TAS)やラボオンナチップ(Lab on a Chip)などと呼ばれるマイクロ流体分析は,微量サンプルを迅速・簡便・精密に分析する技術として利用されている。既存分析技術の小型化はもとより,新しい分析技術として現在進行形で発展している。
本書は,マイクロ流体分析の基本から応用までを初学者にもわかりやすいようにやさしく紹介する。マイクロ流体デバイスの作製法や,バイオ分析,湿式分析,クロマトグラフィーなどのこれまでにもある分析技術とマイクロ流体分析技術は何が違うのか,生体模倣デバイスや紙チップをはじめとする新しいマイクロ流体分析技術など,この分野の技術動向が把握できるようになっている。そのためマイクロ流体分析になじみのない分析化学者・技術者やマイクロ流体分析に興味のある他分野の方にも,マイクロ流体分析の入門書として適している。
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