高齢者居住施設[多様化する高齢期の住まい×地域のニーズ]の複合的展開
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介護の社会化を目指した介護保険制度が2000 年4月に導入され、今年で創設 20 年を迎える。 創設当時と比べて高齢化率は上昇し介護ニーズは増大、いま特別養護老人ホームの待機者は全国で 30 万人を超えるなかで、いま高齢期の居住施設に求められていることは何か──。
本号では、主に要介護期を支える高齢者のための居住施設の設計について、介護サービスを受けながらも自立的で豊かな生活を送るための空間・居場所づくりや、介護職員のためのケア動線の視点、多世代複合型施設や、地域密着型の総合福祉拠点のあ り方等の考察を交えながら、計画的ポイントを実作資料とともに紹介する。
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