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芥川賞作家、映画監督、アーティストたちがこぞって駆け込む治療院。
東洋医学の秘密と日々の風景を創作日記形式でゆるゆる紹介。
吸って、吐いて、読んで、
書いて、吸って、吐いて――。
頁をめくるごとに楽になる。
【本を気持ちよく読めるからだになるのって、もしかしたら一番理想的な
コンディションなんじゃないですか?】
本を気持ちよく読めるからだになるためには、どうしたらいいんでしょうか?
というご質問を受けることがあります。最近目がよくかすんで文字が見えづ
らくて、とか、座って読書していると腰がすぐに痛くなってきて、とか、ぼう
っとしていて情報が頭に全然入ってこなくて、とか、本を持っている手がすぐ
に疲れてきて、とか……もしかしたらここ最近とくに多くなってきているかも
しれません。
「そういうコンディションや状態や体調やからだになるためには、いったいど
うしたらいいんですかね?」
本を気持ちよく読めるからだになるためには……(本文より)
プロサッカー選手を目指すも、大怪我で挫折、世界放浪の旅に。
帰国後、小説家として活躍するも賞に恵まれず、職業小説家としての息苦しさを
感じていた時、ふと旅する中で出会った鍼灸を思い出し、その道へ進んだ著者が、
東洋医学の基本と、頭痛、風邪、腰痛から逆子や美容鍼まで、テーマごとに
やんわりと伝える、「読んでほぐれる」ストーリー。
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