取り寄せ不可
不当な理由から失業して行き場をなくしたマギーは、
親友の兄クリントの牧場で短期の秘書をすることになった。
本当はもう、ここには戻ってきたくなかった。
マギーは子どものころから11歳年上のクリントに夢中で、
どこへ行くにもおしゃれをして、あとをついてまわったが、
3年前、彼は冷たく言ったのだ。“きみなんか欲しくない”と。
以来ずっと彼を避けてきたのに、彼のもとで働き、
一つ屋根の下で暮らさなくてはならなくなるなんて。
迎えに来たクリントの目に宿る強い光。マギーはおびえた。
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