脳性まひの兄・源三がつむぐ「まばたきの詩」の数々を聞き取った妹が語る、奇跡の詩人を支えた家族の物語。
まばたきの詩人・水野源三。脳性まひで四肢の自由と言葉を発する能力を失い、唯一の意思伝達法である五十音表を使った「まばたき」で多数の詩・短歌・俳句・賛美歌を残した。そのまばたきを書き写し続けた妹・久子さんが記す兄・源三の思い出。まばたきで紡がれた詩も27編を精選し、美しい写真を付して収録。
【目次】(◎は作品名)
今日一日も
プロローグ 兄源三の残してくれた「まばたきの贈り物」
◎生きる
◎有難う
◎草笛
◎父と行ったあの川原には
病魔
◎黄ばんだ写真
◎不安
五十音表
◎小さな貝殻
◎南天
◎すみれ
創作
◎機織虫
◎道案内
◎気にかかって
◎手紙
宮尾先生との出会い
◎あの日あの時に
◎お話して下さい
花火
◎亡き父
◎秋
父のこと
悲しみよ
◎悲しみよ
カッコウの声
◎息
◎心臓
母が逝く
◎ほこらないで
◎母
◎詩
◎小豆
榎本保郎先生
◎嫁ぎ行く妹へ
◎妹家族
◎苦しまなかったら
髙橋三郎先生
天国へ旅立った兄
エピローグ
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