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神経科学と行為との接続
ニューロリハビリテーションの原理
本書は著者が長い間、研究や教育の中で追究してきたテーマ、すなわち著者が敬愛するロシアの神経科学者アレクサンドル・ルリヤが提唱した「ロマンティック・リハビリテーション」への具体的な道筋をつくるための思考方法と、それを支える神経科学や認知心理学、発達科学などの知識の中でもリハビリテーションに直接関わるものを厳選して構成したものです。
さらに、著者らの研究グループによる数多くの研究成果が盛り込まれているのも、大きな特長です。
本書ではリハビリテーションの来るべき未来像を「ニューロリハビリテーション」とし、その実践のためには「人間の脳神経系の特質とは何か」「人間の喜怒哀楽とは何か」「人間同士のつながりとは何か」…常にこうしたいくつかの難しい問いかけを携えて進まなければならないことを提言します。
複雑をきわめる高次脳機能障害に対するリハビリテーション治療の中で、そうした複眼的な視点から人間の本質を探求する諸科学に関わる知識を活かしていくための手がかりや示唆が本書にはあふれています。
リハビリテーション科医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士に好適なテキストです。
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