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社会人にとって「大人の語彙力」が大切なのは言うまでもありません。これはもちろん英語でも同じこと。むしろ、欧米では使う言葉によって相手のレベルを見極める傾向が高いため、普段使いの単語で大事なメールを書くと、きちんと対応してもらえないこともあります。そこで本書では、ビジネス向きの単語や表現を選りすぐってお届けします。
例えば、designは模様や仕様の「デザイン」として知られていますが、「設計する、立案する」の意味でもよく用い、使い勝手がいい単語です。また、感謝する場面で使用されるappreciateには、「理解する、受け入れる」という意味があるのを知っていましたか? 「状況の難しさを十分に理解しています」と伝えたかったら、We appreciate how difficult this situation is. と言えば、難しい局面の中でも洗練された印象を与えることができます。escalateもプロフェッショナルなニュアンスが出せる単語。「問題などを役職や責任が上の人に上げる」ことを、わずか一語で表せます。We might need to escalate this to senior management. 「この件を役員に報告しないといけないかもしれない」のように使います。
本書ではこういった「格上げ」英単語や表現を約70取り上げ、それぞれの微妙なニュアンスを伝えます。また、よく見る単語や中学で学ぶ単語も取り上げ、ビジネスでの使い方について解説します。辞書や教科書には載っていない情報満載で、実践ですぐに使える表現ばかりです。
著者は外資系企業でたっぷり経験を積んだマヤ・バーダマンさん。実体験を通した解説のひとつひとつは深くうなずくものばかりです!
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