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ロールシャッハ法は、医療現場で用いられることの多い心理検査のひとつ。そんなロールシャッハ法にしばしば求められるのが、精神病者の鑑別診断への協力だ。本書は、ロールシャッハ法の王道でありながらも非常に困難だとされている精神病の査定について、さまざまな角度から詳しく解説した専門家必携の一冊である。
【本書の特徴】
・鑑別診断の実践に役立つ知識を提供
ロールシャッハ法の鑑別診断において、もっとも重要かつ高度な専門性が求められる精神病の鑑別に特化。各理論や技法の信頼性だけでなく、その限界についても丁寧に検討されている。
・膨大な研究知見に基づき、幅広い領域をカバー
特定の立場に偏ることなく、膨大な研究知見をわかりやすくまとめた前著のスタイルを踏襲。各章末に収められた参考文献は圧巻の量で、古典から最新のものまでをカバー。狭義の精神病だけではなく、貧困例や一過性のもの、児童/青年期のもの、詐病にまで触れられており、さまざまな症例に対応している。
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