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突如世界を襲った新型コロナウイルス感染症の拡大で、あらゆる活動自粛を余儀なくされた2020年5月。「男を撮らせたら日本一!」と呼び声の高い写真家・荒木勇人氏がWeb会議アプリ「Zoom」を使ったリモート撮影に挑戦した。被写体は荒木氏が長年撮り続け、プライべートでも親交の深い俳優・福士蒼汰。普段は見られない自室での、リラックスした雰囲気の撮影風景が公開されるとたちまち話題になり、作品集化を望む声が多数寄せられた。そこで、荒木氏の作品への思いに共感してくれた人気俳優の磯村勇斗、佐藤流司、塩野瑛久を新たに撮り下ろし、新しい写真の可能性を提案する作品集として一冊にまとめた。巻末には荒木氏と4人のモデルとの一対一のトークセッションも掲載。
【荒木勇人氏コメント】
未曾有のパンデミックが起こり、対面での撮影ができない日々が続きました。しかし制限が増えたことで、逆に固定観念に縛られずチャレンジすることができました。テーマは「遊びと挑戦」。“ないものねだり”をするのではなく、今できることを考え、楽しみながら挑戦していく。それを形にしたのがこの作品です。また、“写真集”という枠にもとらわれたくなくて、ミュージック・アルバムを作る感覚で表現しました。だから判型も、CDやレコードを想起させる正方形にして遊び心を入れてみました。1人ずつをそれぞれ1つの曲と考え、4つのシングルをこの1冊にまとめたというイメージです。たとえば、1つのアルバムのなかにポップスもロックもジャズもR&Bもバラードもあるからおもしろい。そんな自由な感じで、この作品を楽しんでもらえたらな、と思います。
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