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コンプライアンスに関して重要なポイントは、①ルールをしっかりと知ってもらうこと、②それを守る組織をつくること、この2つです。
本書ではとくに、②を念頭に置き、組織において間違った行為をしてしまうメカニズムを、上司と部下の会話によって再現しています。
そして最大の特徴は、「上司が問題行動を部下に要請する場面」についてのケースを中心に置いていることです。
コンプライアンス対策本の多くが法に無知な従業員が起こすという前提になっていますが、実は会社を窮地に陥れるような企業不祥事は上からの圧力によるものが多いのです。
本書は様々な企業のコンプライアンス問題に対処してきた中でその裏側を熟知した著者が、ありがちなコンプライアンス問題を上司と部下とのミニストーリーで解説していきます。
1ケース見開き2ページの中で「ミニストーリー」「その違法行為の罰則等」「防止のための対策」を簡潔に解説します。
汎用的なケースばかりですので、社内のコンプライアンス研修テキストにも使えます。
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