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〈終焉〉言説が拡散し続けていく中で、いまいちど二十世紀の歴史の中で詩の言葉、その思想と批評の言葉、あらわれとしてのテクストのすがたについて再考することを通して、どのような対抗的ヴィジョンが構想されうるのか。(「序章 二十世紀日本語詩を思い出す」)
未完の過去を解き放つ
本語の構築と一体に進行した近代詩史を、蒲原有明、北原白秋らへの稠密な検証により再定位し、植民地主義の傷痕を伝える日本語文学の問題系から、朝鮮日本語詩。合州国移民詩の新しい風景をひらく。百年に及ぶ〈詩の時間〉を凝視することによって、抵抗の論理を指し示す、渾身の力作評論。装幀=菊地信義
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