近代日本と中国の装いの交流史

近代日本と中国の装いの交流史

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出版社
大阪大学出版会
著者名
劉玲芳
価格
5,940円(本体5,400円+税)
発行年月
2020年9月
判型
A5
ISBN
9784872597028

近代の日中において相手国の身装を着用する動機の違い、効果、影響の差異とは何だったのか。1900-1920年代の日中の交流のなか、それぞれの文化に驚き、差別を生みながらも身装文化は双方で取り入れられていった。日本人も中国人も同じように、洋服がアジア人である自分たちには合わない服だと認識し、自国の伝統の服装も否定し、中国では日本の服装への、日本では中国の服装への憧憬が生まれていった。本書では「近代化=西洋化」に拘泥するあまり見えにくくなっていた両国の交流、これまで曖昧だった学生装、日本の学生服、中山装について、歴史と実態も明らかにし、東アジア交流史の研究分野に新たな一視座を与えるものである。

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