新釈 猫の妙術

草思社文庫

新釈 猫の妙術

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
草思社
著者名
佚斎樗山 , 高橋有
価格
770円(本体700円+税)
発行年月
2020年10月
判型
文庫
ISBN
9784794224750

『猫の妙術』は江戸中期に書かれた剣術指南本です。
その内容は「ネズミ獲りの名人である古猫が教えを説く」という設定ですが、
そこで語られる教えはきわめて深淵。
その奥深い教えを現代風の「新釈+解説」でわかりやすく紹介するのがこの本です。
私たちは人生のさまざまな場面で「勝負」に直面します。
そんなときに、緊張せず、ドーンと構えるためのメンタルの作り方を教えてくれる一冊です。

<目次より>
◎『猫の妙術』

第一章 猫、大鼠の退治に臨む 

勝軒、剣の道に惑う
大鼠、現る
機に応ずる「技」あらば仕損じることなし
黒猫、「技」を披露す
豪壮の「気」を以て臨めば負けることなし
虎猫、「気」を滾らせる
和する「心」で矛を止める
灰猫、「心」に寄り添う
「強さ」のみならずして強き者
「武神」の噂
古猫の鼠退治

第二章 古猫、「勝負」と「上達」を語る 

古猫、「道理」を説く
技の見かけは妄想と知れ
「浩然の気」を身につけよ
不自然な「念」、道理をもたらす「感」
「道理」の純粋さを高めよ
「道理」の極致

第三章 勝軒、「世界」を我がものにす

勝軒、剣術の奥義を問う
剣術に奥義なし
勝ち負けは「妄想」と心得る
眼裏に塵あれば三界窄く
道理の姿を見つけ、妄想の夢から覚めよ

◎『猫の妙術』解説

『猫の妙術』と「老荘思想」
新釈『猫の妙術』ガイド
・三匹の猫はなぜ負けたのか
・「無限」に対応できる「技」でなければ勝つことはできない
・「浩然の気」とは何か?
・「作為」をなくす二つの段階
・「道理」は、「技」と一貫している
・すべてが一貫した先にある境地
・「勝ちたがる自分」を殺す
・物事の「とらえ方」の枠組みを外す
・「一」で物事をとらえれば人生の苦しみもなくなる
・「言葉」から「道理」を会得する

生き方としての『猫の妙術』―文庫版あとがきにかえて

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top