ユニバーサルデザインの基礎と実践

ユニバーサルデザインの基礎と実践

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出版社
鹿島出版会
著者名
日本福祉のまちづくり学会身体と空間特別研究委員会 , 原利明 , 伊藤納奈 , 太田篤史
価格
2,750円(本体2,500円+税)
発行年月
2020年10月
判型
A5
ISBN
9784306073562

身体で感じることを、空間で再現する――。ユニバーサルデザインやバリアフリーの設計や計画に必要な考え方を学ぶ一冊。[基礎編]では、視覚、聴覚、触覚などからの情報の受け取り方、その情報と実際の行動の関係性から、ひとがどのように空間に出会い、その性質を理解し、そして利用するのかを理解。[実践編]では、基本的な「人間と空間の出会い方」に基づいた「ユニバーサルデザイン」の試みの具体事例の数々を、「プラスのデザイン」から「マイナスのデザイン」という思想で紹介する。
目次:
基礎編 
見ること・聞くこと・触ること・移動すること

第1章 見ること─「見ること」をもう一度考えてみよう
「見ること」とは
高齢者・ロービジョン者にとっての「見ること」
先天色覚異常と「見ること」
「見ること」による空間認知─ロービジョン者の歩き方を通して
Column ブラインドサッカーとは何か(葭原滋男)

第2章 聞くこと─「音を聞く」とはどういうことなのか
「聞くこと」とは
高齢者・聴覚障害者にとっての「聞くこと」
「聞くこと」による空間認知─視覚障害者から学ぶ
Column 聞こえやすい音環境─突発性難聴の視点から(布施雄一郎)

第3章 触ること─普段「触ること」を意識していますか
「触ること」とは
「触ること」による空間認知─視覚障害者の歩き方を通して
Column 日本橋再発見(芳賀優子)

第4章 移動すること─「移動すること」を科学する
「歩くこと」とは─移動の基本
「移動すること」と感覚
「移動すること」を学ぶ─中途視覚障害者の歩行訓練を通して
Column 頭の中の通勤経路(葭原滋男)

実践編
「プラスのデザイン」から「マイナスのデザイン」へ

デザインの可能性─ひとの感覚から空間を考える(原利明)
室内空間のデザイン─見えづらさを支える施設設計(桑波田謙)
駅空間のデザイン─ホームドアにみる安全対策(大野寛之)
道路空間のデザイン─路面表示の活用(稲垣具志)
視覚障害者誘導用ブロックのデザイン─その成り立ちから(大野央人)
点字・触知案内図のデザイン─その可能性を高めるために(和田勉)
サインのデザイン─公共空間のわかりやすい案内(中村豊四郎)
音環境のデザイン─トータルデザインのための3つの視点(武者圭)
光環境のデザイン─照度から輝度へ(石田聖次)

*【情報保障】
本書をご購入いただいた方で、視覚障害、肢体不自由、学習障害などの理由から、そのままの状態で読むことができない読者に、本書のテキスト電子データを提供いたします。
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